7月9日の練習

今日も10月のコンサートに向けて3時間練習でした。

楽しい「えびがはねたよ」は、お休み。静寂の中流れていく、高田敏子作詞 三善晃作曲 四つの秋の歌より「駅」と「林の中」を練習しました。

個人的に、「駅」は、高校生のとき使った、国語便覧に詩が載っていて、当時の私は、読む度にまだ若いのにノスタルジーに浸っていました。25年経ちまたこの詩と再会したのですが、その世界観が音楽に乗るとやはり、希望が待っているはずの内容が、切なく寂しく聞こえてくるのです。

ユーミンの「カンナ8号線」という失恋ソングが、この世界観とよく似ていて、(「8号」というのは、東京の環状8号線のこと)ユーミンが事前にこの詩の存在を知っていたのでは、と勝手に想像を膨らませていました。

さて、本題の「駅」の話です。

歌はもちろん難しく、メンバー一同、四苦八苦しながら歌っていると指揮者からまた名言が飛び出しました。

「伸びしろがあって、楽しみです。」と。

私たちの顔とは、正反対に、やさしく爽やかな笑顔で。

2曲目の「林の中」は、スピリチュアルチックな世界観で、音楽はさらに難しくて必死についていこうと歌っていたら・・・・

「伸びしろがあって、楽しみですね。」と。

小さな笑いがあちらこちらで起こりました。

こうして、音楽だけでなく、ポジティブなメンタルトレーニングにもなった、今日の練習だったのでした。

追伸

休憩時間に練習日程の確認が行われました。十月の直前の定例練習が、コーラスフェスティバルの練習に充てられるので、実質あと6回!次回の練習ではまた新しい曲に取り組みます。「伸びしろ」をしっかり伸ばしたいと思います。

taikoでした。