日に日に冬の気配が近づいてきました。
ぱらぱらと練習会場に集まるなり「寒いね〜」と言い合って、なかなか着席できません。そうこうしているとこの日はポピュラー曲の製本作業があり、少し体を動かしなんとなく温まってきたところで練習が始まりました。
アルシスさんと合同で歌う、松下耕作曲の『「悔悛と歓喜」四旬節から復活祭への4つのモテット』から「Miserere Mei」の音取りと、前回音取りした「六月」の復習、の予定でしたが、ノルドではしばらく歌うことのなかった宗教曲に苦戦し、ほとんど「Miserere Mei」1曲しか練習できませんでした
冒頭フーガの始まりはメゾから!最近個人的にグレゴリオ聖歌をよく聴いていたので、あんな風に朗々と真っ直ぐに響く声で歌いたいのですが、悲しいくらいに息が持ちません他にもラテン語の歌詞がうまく入れられなかったり、途中から臨時記号による半音の続出で迷子になりかけたり。
アルトさんは最後に最低音D(レ)が出てきて苦しんでいたようですが、一緒に歌うとずしっと響く声が聞こえてきて(私はオクターブ上のD)気持ち良いです✨
今まで日本語曲を歌うことが多く、宗教曲にあまり馴染みのない私達。まず、タイトルが難しい。なんて読むの?「悔悛(かいしゅん)」とは
1 犯した罪を悔い改めること。改悛。
2 キリスト教で、過去の罪を悔いて、神の赦しを請うこと。(デジタル大辞泉)
「四旬節(しじゅんせつ)」とは復活祭の46日前から復活祭の前日までの期間を言うのだそうです。
ということで初回の音取りはなかなか苦しいものでしたが、最後まで通して歌えるようになった日には喜びに満ちていることでしょう!楽しみですねまだまだ遠い道のりに思えてなりませんが?次回は次の曲に進むそうです!
メゾ ゆきうさぎ